1. ルートゾーンKSK/DNSSECを使っていなくても

一部の人はDNSSEC(検証)を使っていなくても影響があると言っている。

私はDNSSECを使っていないし、影響を見かけたことはない。

2. 見かけた風説

  1. root server が無条件にDNSKEYを返す。これは(現在は)正しくない。(JPRS)
    • ひよっとしたら、かつてそういう動作をしたかもしれない。
  2. 返答のサイズが増大する。(NISC) JPRSが元かも。
    • 今回増えるのはDNSKEYレコードサイズであるから、問い合わせしなければ、関係ない。 かつて、そういう動作をしたのかもしれない。
  3. 求められてもいないDNSKEYをといあわせるリゾルバーがある。(tss_ontap)
    • あったとしたら、そのリゾルバーがおかしい。見かけたら、不良の報告をしてください。
      これは FreeBSD package の Unbound の起動スクリプトのせいでした。-- tss 2017-08-12 14:22:53

3. Knot resolver

dnssec off の/kresd ではDNSKEYは取り込んでいない。

4. まとめ

DNSSECを使っていなければ、ルートゾーンKSK変更の影響はない。(信じるに足る情報もある。後で追加)

DNSSECを使っていないにもかかわらず、DNSKEYを問い合わせるリゾルバーが存在しないという証明は不可能である。

5. なぜこういう誤解がおきているのか

-- ToshinoriMaeno 2017-07-27 02:30:51