= DNS/1/コンテンツサーバ/移転/手順案 = <> [[../旧手順案]] は複雑であり、しかもtssの[[/移転インジェクション脆弱性]]に依存しているとも考えられるので、 ここに新たに簡単な方法を提案する。 [[/2]] 移転前後で[[/非協力的事業者]]を利用していても、リゾルバー側の動作に問題がなければ、すんなり移転できるはずである。 -- ToshinoriMaeno <> (web)サーバー移転手順と称して解説されているものの多くはDNSサーバーの[[/同時移転]]までを含んでいる。  ひどいとところは委譲元の書き換えまでやらせる。これは危険な手順だ。 -- ToshinoriMaeno <> == 作業条件 == 1. スレーブサーバが存在する場合には、同時に新規作成し、その更新はマスターの更新直後に行なうものとする。 2. 引っ越しもとの旧サーバーのNSレコード(とglue)は設定できなくても構わない。 3. 新旧サーバーは移転が完了するまでの必要な期間は並列運転する。 4. NS, glue, SOAレコード以外のレコードは変更(追加)しないものとする。 NSレコードの右辺を指すレコード(Aなど)があるなら、移転完了後に変更することになる。(あるいは事前に分けておくか)  それらの変更も移転完了するまでは、新旧DNSは並列運転する必要がある。 == 手順 == 1. 引っ越し先の新DNSゾーンサーバの構築(NSレコードは新サーバーにする) スレーブも作成する。 NS(+glue), SOA 以外のレコードは変更せずにコピーする。 2. 委譲している上位(親DNS)のNSを新サーバーに向ける。(依頼する必要があるかも)     委譲元にqueryを送って、NSが変わっていることを確認する。 NSの移転はこれだけでよい。あとは委譲(NS+glue)のTTLが満了するまで待つ。  移転先に移転前の[[/ゾーン設定をコピー]]できるかどうかが問題か。(簡単だろうと考えているが、相手があるからw) == 移転後の新サーバーでの作業 == NSレコード(右辺)あるいはglueが変わったことで、変更が必要になるレコードがあるかもしれない。  そのレコードはTTLを切り詰めて準備しておき、旧TTLが満了するのを待つ。 満了後、レコードを変更する。 -- ToshinoriMaeno <> == 作業例 == [[/さくら利用]] にあるような設定なら、簡単だろう。  NSレコードは外部名の場合 DNSサービスを利用している場合の多くはさくら利用と同様だと推測する。 -- ToshinoriMaeno <>