## page was renamed from DNS/用語/Server ## page was renamed from DNS/Server == DNS サーバ == BIND を使っていると、DNS サーバとはドメイン名の解決に関係する サーバのすべてだと誤解してしまいがちです。 [http://homepages.tesco.net./~J.deBoynePollard/FGA/dns-server-roles.html DNS(コンテンツ)サーバと キャッシュ(proxy)サーバ]を分けて考えると理解しやすくなります。 * DNS(コンテンツ)サーバとは自ゾーンの DNS データに責任を持って答えるものです。 * レゾルバーは調べたいドメイン名に対して、 ルートサーバから順に一連のDNSサーバに問い合わせていきます。 ルートサーバの IPアドレスはなんらかの方法で別途獲得します。 * キャッシュ(proxy)サーバは上記のような問い合わせた結果を保存しておいて、 DNS クライアントからの検索要求に答えるものです。 通常はローカルネットワークのホストがサービス対象です。 HTTP の世界との対比 || kind ||HTTP||DNS || ||contents server || apache || tinydns || ||proxy/cache server || squid || dnscache || ||client || netscape, mozilla || qmail (MTA), netscape || DNS コンテンツサーバとキャッシュサーバを 分離して運用することが重要です。 http://D/separation.html === DNSコンテンツサーバ === DNSコンテンツサーバは DNSデータを保持していて、 外部(インターネット一般)からの問い合わせに対して答えます。 [[DNS/資源レコード]] これらのコンテンツサーバから情報を検索するのはレゾルバの仕事です。 検索の結果を保存して、同じ検索を省略するものは [[DNS/キャッシュサーバ]]と呼ばれます。 DNS コンテンツサーバとキャッシュサーバは分離して運用することが重要です。 それぞれのサービスを利用するのが誰なのか、考えてみてください。 "djbdns"ではコンテンツサーバとキャッシュサーバは 分離された実装になっています。 しかし、BIND ではこれらの機能をひっくるめた実装になっています。 説明もはっきり分けられているとは言えません。 使う側も区別しないで使っていることが多いため、混乱していることがあります。 さて、コンテンツサーバは異なるネットワーク上に複数設置することが 推奨されています。 しかし、すべてのサーバがきちんと運用されていないなら、 却って有害です。 ドメインの登録に複数設置を条件にしている困ったISPもあります。 [[DNS/コンテンツサーバ]]の種類 [[DNS/Secondary|DNSサーバに関する誤解]] === DNS キャッシュサーバ === レゾルバが DNS コンテンツサーバを検索して得た情報を保存して、 同様の検索を省略するのが [[DNS/キャッシュサーバ]]です。 キャッシュサーバは通常はローカルネットワーク内のクライアントだけにサービスします。 キャッシュ容量の設定が不適切なサイトをみかけます。  http://D/cachesize.html dnscache でのキャッシュ容量の調節法 DNS サーバに無用のアクセスを送ってくるので迷惑しています。 (調査中) 無用な問合せは IPv6 アドレスを問い合わせてくるサイトに多いようです。 IPv6 を使っていないのなら、クライアント(例、BIND, ssh, rsync)の機能から削りましょう。 http://D/sample-office.html ファイアウォール内でのキャッシュサーバの設定