DNS/あえてdis/続きについて、ここに記述してください。 62. 実装依存な事項が多い * 細部の動作の具体的な仕様が定義されておらず、 実装依存となっている事項がかなり多く存在している * 例を挙げると… – 複数あるNSのうちどれが選ばれるか – CNAMEの段数は何段まで許されるか – 既にキャッシュされている情報と同じ情報を改めて受け取った場合の取り扱い、など 細部だけではないのだが。 ---- 63. 数多く存在する「運⽤でカバー」 * このような状況からDNSには「運⽤でカ バー」している(する必要がある)事項が   数多く存在している * DNS関連のBCP(Best Current Practice) の多さがそれを物語っている * 有名なBCP(他にもたくさんある) – クラスレスin-addr.arpaの委任(RFC 2317) – ルートサーバーの運⽤要件(RFC 2870) – DNSプロキシの実装ガイドライン(RFC 5625) 64. 新しい技術を追加導⼊しにくい * 既に運⽤されている基盤技術に新しい技術を追加導⼊する場合、 既存のものに影響を与えないように細⼼の注意を払う必要がある * 結果として新しい技術の追加導⼊に、多⼤な労⼒と時間を要することになる * DNS関連技術における例 – 国際化ドメイン名の導⼊ – ルートサーバーへのIPv6の導⼊ – DNSSECの導⼊ 65. フレッシュな技術者がなかなか⼊って来ない • このような状況からか、DNSを志すフレッシュな技術者がなかなか⼊って来ないという傾向がある • 「若者のインフラ離れ」by @ibucho • IETFのDNS関連WGでがんばっている⾯々は、10年前と⼤きく変わっていない • “DNS is widely deployed, but its community is still small.” by Cricket Liu もはや病人と言ってもいいレベルだと思うが本人は気づいていないのか。 -- ToshinoriMaeno <>