1. 日本語をファイル名に使う
1.1. moinmoin 1.2 から 1.8 への移転時の問題
moinmoin 1.8.* では内部コードとしてunicodeが使われています。
- wiki名がファイル名(正確にはdirectory名)にmapされます。
- 内部コードが unicode であり、ファイル名には外部表現としての"utf-8"が使われています。
- OS とのつなぎには utf-8 を多少加工したものを使っています。
以前使っていたmoinmoin 1.2.* では内部コードは euc を使っていて、 ファイル名にも独自のエンコードが行われていたこともあり、移行は簡単ではありませんでした。 そして、外部から参照されている日本語リンクは移行できませんでした。
ファイル名とコードの変換だけですんでいたなら比較的簡単だったのですが、 ページの保存の構造やwiki の表現方法まで変わっています。
そして、移行ツールが提供されていても、思うようには動いてくれませんでした。
1.2. 必要だった作業の一覧
- ページ(コンテンツ)の文字コードをeucからutf-8に変換する。(python 文字列定数の表現も変更になっていた。)
- リンクの形式が変更になっている。
- ...
ファイル名がescapeされた上にurl quote された形になっていて、とても長くなっているのが気にいりません。
- ubuntu Linux の上だけで動く訳でもないから、安全策を採用したのでしょうけど、かなり無駄な命名です。